「舞いあがれ 東大阪」メッセージ


MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
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末広 收さん
大衆中遊華食堂 八戒
オーナーシェフ
店主の末広收(すえひろ おさむ)さんは、常連客から「おさむさん」と親しまれる。
「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
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末広 收さん
大衆中遊華食堂 八戒
オーナーシェフ
店主の末広收(すえひろ おさむ)さんは、常連客から「おさむさん」と親しまれる。
慣れた手つきで中華鍋を振る「大衆中遊華食堂 八戒(はっかい)」店主の末広收さん。10代から料理修業を積み、20歳の若さで独立して中華料理店をオープン。その後約40年にわたって中華料理の道を歩む。庶民に親しまれるいわゆる町中華の味を極める傍ら、「15歳で初めて食べたスパイスカレーの味が衝撃的だった」と、自身が愛するスパイスカレーをメインにスパイス料理の研究も続けてきた。
2021年11月には、店を上小阪から長栄寺へ移してリニューアルオープン。実は上小阪では入店する建物が取り壊しとなってしまい、一時休業を余儀なくされたのだとか。一見ピンチと思われる状況だが、「還暦を迎えるタイミングだったこともあり、ちょうどいい転機ととらえて、新たなチャレンジを決意しました」とバイタリティあふれる末広さん。15歳で衝撃を受けて以来いつかはと構想していた「スパイス中華」へと、メニューのコンセプトを転換した。
移転後の看板料理は、食材に合わせて約12〜14種のスパイスを独自ブレンドする「osamu(オサム)式」と銘打ったスパイスカレー。これまで極めてきた得意分野の「四川麻婆豆腐カリィ」を主軸に、奥様のやよいさんに縁がある北海道のラムを使った「ラムクミン炒めカリィ」のほか、月替わり1種を含めて常時3種のスパイスカレーがそろう。
「スパイスを効かせた痺れる辛さを楽しみながら、辛さの中にも食材ごとの旨みを感じてもらえれば」。昼はサラダからスープまで、趣向を凝らした多彩なスパイス料理を散りばめたプレートランチを、夜は3種まであいがけ可能なスパイスカレーなど、豊富な「スパイス中華」をお酒とともに楽しめる。
スパイス料理とのマリアージュを意識してセレクトしているという、東大阪の企業「モトックス」から仕入れるワインにも注目したい。
月替わりカレーの開発にも積極的で、これまでウナギや海老天のほか、鹿肉、猪肉などさまざまな食材を取り入れてきた。「夏に挑戦したウナギのスパイスカレーは大好評でした。逆にクラゲやフカヒレはイマイチでしたね」と笑う、研究熱心な末広さん。ジビエや魚など幅広い食材にチャレンジするため、時に失敗もあるが、次なるメニュー開発に生かすための大切な経験だと語る。
東大阪や周辺地域の食材も意識しており、例えば夜の一品メニューの「スパイスホルモン煮込み」には、地元の精肉店「桜本食品」から仕入れる鮮度抜群のホルモンを使用。また、オリジナル商品のレトルトカレーは、あえて地元の食品会社「トンソン・ジャパン」から販売している。「実は大手メーカーからのお声がけもあったのですが、ここまで店を育てていただいた地域に貢献したい気持ちもあり、ご縁があった東大阪の企業にお願いしました」と末広さん。「地元産の野菜や肉を生かした新しいスパイス料理も開発中」とのことで、今後の展開にも期待が高まる。
DATA
唯一無二の「スパイス中華」で
素材の旨みを存分に感じてほしい