「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
河北 一朗さん
株式会社カワキタ
代表取締役社長
「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
河北 一朗さん
株式会社カワキタ
代表取締役社長
株式会社カワキタのショールームに入ると、コップや文具、装粧品など、カラフルな生活雑貨やファンシー雑貨がずらりと並んでいる。
「いろいろな商品があるでしょう。一度はうちの製品を手に取っていただいているかもしれませんね」。そう笑顔で話すのは、代表取締役社長・河北一朗さんだ。
同社はセルロイドの金型を製作する会社として1946年の創業以降、現在はプラスチック製品の開発・製造を行っている。同社の特長は、幅広いカテゴリーの金型を保有することから、雑貨全般をワンストップで対応できることだ。
本来、プラスチック製造メーカーは、文房具なら文房具だけ、装粧品なら装粧品だけを生産する企業が多い中、同社は長年OEMメーカーとして多種多様の製品に対応してきたことが強みになっている。
「当社は1984年からファブレスメーカーとして再スタートしました。いわゆる自社工場を持たず、協力工場につくってもらうスタイルです。それもあって、モノだけじゃなく、アイデアを売るのが私たちの仕事。
例えば、在宅学習にぴったりな文具を考えることもあれば、新しい商品企画にも挑戦するなど、“創造するこころ”を何より大切にしたいと思っているんですよ」と河北さんは話す。
「当社の社風を一言でいえば、アットホーム。棚卸しの後はみんなでスイカを食べるんです。そのベタさも東大阪らしいでしょ」と笑う河北さん。かつてアメリカやオーストラリアで働いた後、父の背中を追って同社へ入社。
社長になったときに「人生は一度きり。だからこそ社員がワクワクしながら生き生きと夢に向かって仕事も人生も楽しんでほしい」という思いが、今の自由で風通しのいい社風に繋がったと話す。
近年はプラスチック製品にこだわらず、新しい分野にも挑戦していこうと、自社ブランド製品の企画開発にも力を入れてきた。
そんな中で誕生したのが、抱っこ補助機能付きボディバッグ「daccolino(ダッコリーノ)」と、女性向け抱っこカバン「N/ORN(ノルン)」だ。
ともに同社の社員や関係先の人々のアイデアから生まれた画期的な育児用品。子育て中のパパやママが企画開発に参画したことから、オシャレな上、機能性や安全性も抜群と評判だ。
「daccolino」は東大阪ブランドにも認定されるなど(「N/ORN」は2022年9月現在申請中)、プラスチック製品のOEMメーカーだった同社から、新しい可能性の芽が育ち始めていると河北さんは話す。
「自社工場がないからこそ、既存の製品にとらわれず、新しいことにもチャレンジできる。そして、この街に会社があることで、助けてくれる仲間や工場が近くに大勢いる。それらを武器にして、モノづくりの可能性を広げていきたいですね」。
DATA
暮らしのスパイスとなる夢のある製品を
世の中に送り出す