「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
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吉川 紀美 さん
K²‐ひょうたん山の秘密の部屋店主
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吉川 紀美 さん
K²‐ひょうたん山の秘密の部屋店主
近鉄奈良線「瓢箪山駅」を降り、線路沿いの道を山側に歩いて約9分。住宅街の坂道の途中に、穏やかな雰囲気に包まれた1件のカフェが現れる。「K² (ケイ・ツー)‐ひょうたん山の秘密の部屋」では、隠れ家のような落ち着いた空間でゆったり過ごしながら、ランチやデザート、ドリンクに至るまで、多種多彩な料理を味わうことができる。
人気メニューの「まかないランチ」は、色とりどりの料理が日替わりで楽しめる。ボリューム満点で副菜が豊富なのもうれしいポイントだ。「どんな料理を何品出すか、特に決まりはありません」と語る吉川さん。揚げたてのトンカツが主菜のときもあれば、ホロホロになるまで煮込んだ鳥手羽元が主菜のときも。
「お出ししているのは、主婦がつくる普通の家庭料理です。『映えより味』と思っていますけど彩りにも気を使って、何より食べた人が満足できるように心がけています」。
吉川さんが自宅のガレージを改装してお店を開いたのは、2014年のこと。当初は、好きな音楽を流しながら雑貨を展示する場所にしようと考えていたそう。大阪市内の調理専門学校に通って腕を磨いたのち、コーヒーや軽食、デザートの提供からスタート。訪れた人の「お昼ごはんを食べたい」という要望に応え続け、提供するメニューが増えていった。
ランチのほかにも、季節のフルーツをふんだんに盛り付けた「ミックスパフェ」や、宇治の有名店から仕入れた茶葉を使用した3種のオーレなど、スイーツメニューも充実。
店名の“K²”は、吉川さん夫妻のイニシャルからつけたそう。“秘密の部屋”の由来は、「お客さまがたくさん来るとは思っていなかったから、隠れ家みたいな意味を込めて」と明かす吉川さん。「自己満足で始めたようなもの」と語る一方で、徐々に「お金をいただく以上、しっかり頑張ろう」と意識が変わったと振り返る。
「こんな分かりにくい場所ですから、さんざん迷って不機嫌そうに入ってこられるお客さまもおられるんです。そんな方も、お店を出るころには笑顔でごちそうさまといってくれるのがうれしくて」。そう語る吉川さんは、「おいしかった」や「ありがとう」の言葉が励みになると笑顔を見せる。
「 “ええかっこ”しようと思っても、自分の器で可能なことしかできませんから」と謙虚に語る吉川さんだが、心配りの込もった料理を一人ひとりに提供する姿勢は、訪れる人に幸福な時間をもたらしてくれる。
DATA
訪れた人が思わず笑顔になる
住宅街の隠れ家カフェでほっこり