「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
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ピーター・ラパートさん
コンフィセリーラパート
オーナーパティシエ
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ピーター・ラパートさん
コンフィセリーラパート
オーナーパティシエ
パティシエのピーター・ラパートさんと、恵子さんが営む洋菓子店「コンフィセリーラパート」。ヨーロッパ仕込みの技術が光る洗練された見た目と素朴な味わいのスイーツが人気を博し、オープンから20年以上、瓢箪山の人々に親しまれている。
そんな洋菓子を手がけるラパートさんがパティシエを志したのはなんと16歳。生まれ育ったスイスで有名な洋菓子店に勤め、一からケーキづくりについて学んだ。約3年間のパティシエ修業の後、さらに可能性を広げようとオーストラリアへ語学留学に旅立つが、これがラパートさんにとって大きな転機となった。留学先のオーストラリアで恵子さんに出会って意気投合し結婚、日本へ移住することに。
大分にあるベーカリーでの勤務を経て、恵子さんの生まれ故郷、瓢箪山に念願の店をオープンさせたが、その際、参考にしたのは、ラパートさんが学んできたスイス伝統の洋菓子たち。
「実は私の父もパティシエだったので、幼い頃からスイスのケーキやお菓子をたくさん食べてきました。あの味を再現して、日本のお客さんにも喜んでほしかった」と話す。
しかし、オープン当初は試行錯誤の連続だったという。「スイス伝統の洋菓子といえば、レアチーズケーキ、チョコレートケーキ、にんじんのケーキ、いちごタルトなどが定番です。日本でもなじみのあるものだからこそ、本場の味を守りつつ、日本の皆さんに受け入れられる味をつくり上げるまで苦労しましたね」と、恵子さんは当時を振り返る。ラパートさんの粘り強い努力の結果、スイスで有名なチョコレートを使ったケーキ「モンテクリスト」が評判となっていく。外はまろやかさが特徴のスイス産チョコレートでコーティングし、中にはチョコムースとバニラブリュレがたっぷり。「見た目もそうですが、パリッ、フワッといろんな食感を楽しめるように工夫しました」とラパートさん。
「スイスはヨーロッパの中央にあることから“ヨーロッパの縮図”といわれるほど、多様な文化が入り混じった土地。だから、さまざまな人に愛される多種多様なおいしさがあるんです」。
そう語るように、ラパートさんはヨーロッパ伝統の技術や原材料を大切にしつつ、和の感性も柔軟に取り入れた独自の洋菓子を提供する。
この20年間、ラパートさんはよりお客さんに喜んでもらおうと、常に新たな試みにチャレンジしているそう。「今はスイスの郷土料理として有名な焼き菓子に力を入れています。やさしい味なので、子どもから大人まで幅広く喜んでもらえると思います」。
恵子さんは、「オープンから20年以上も経つので、親に手を引かれてきていた小さな子どもが、今度は親になって子どもを連れて来てくれるんです。本当に地元の方々に支えられているなと感じています」と、満面の笑顔を見せてくれた。これからも、2人のつくり出すスイーツは、世代をこえて長く愛され続けると確信できるひとときだった。
DATA
世代を超えて愛される
スイーツをつくり続けたい