「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
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久米 佑宜さん
SEKAI HOTEL Fuse
支配人
「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
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久米 佑宜さん
SEKAI HOTEL Fuse
支配人
商店街の空き店舗や空き家を客室として再生し、朝食会場は常連客でにぎわう喫茶店を、大浴場はまちの公衆浴場を利用する。近鉄布施駅前に広がる布施商店街の元レディースショップにフロントを構える「SEKAI HOTEL Fuse」は、商店街全体にホテル機能を分散させた“まちごとホテル”として平成30(2018)年にオープン。空き店舗をホテルの客室やフロントとして活用することで、地域の活性化に貢献している。
支配人を務める久米 佑宜さんは、令和2(2020)年4月の入社と同時に現職に就任。「コンセプトはホテルステイの中で、着色されていない布施の日常を楽しんでいただくこと。朝食を食べに喫茶店に行ったら、地元の方に『兄ちゃん、こっちの方がおいしいで』って聞いてもいないのに教えてもらえたり(笑)。普通のホテルでは起こり得ない地元との接点、偶発的なコミュニケーションを楽しんでいただけるのが“まちごとホテル”の魅力だと考えています」。
地元との接点をつくる、偶発的なコミュニケーションをより多く起こすために、チェックイン時に首からぶら下げる「SEKAI PASS」を手渡したりと、さまざまな取り組みを行なっている。
「『SEKAI PASS』は商店街のパートナーショップでおまけしてもらえたり、さまざまな特典を受けられるキーアイテム。地元の方にも認知されていますので、首からぶら下げておくだけで『どっから来たん?』と話しかけられたり、コミューニケーションが自然と始まるんです」。
商店街に点在する全7棟・計19室の客室は、波板を壁紙代わりに、単管パイプを階段の手すりに使ったりと、“泊まれる町工場”をテーマに再生されている。「テーブルや椅子、客室によっては照明まで、近隣の町工場の職人に特別にしつらえてもらったものなんですよ」。商店街というロケーションと特色を生かした客室と、布施の魅力を存分に楽しめる構成になっている。
「入社のきっかけは、日本の魅力を海外に発信できるような仕事に就きたいと思っていたから。近隣の方と連携しながら布施の魅力を発信できる今の仕事にやりがいと責任を感じています。布施には昔ながらの原風景みたいなものが色濃く残っていて。すぐにおごってくれたり、まちの人の息づかいから東大阪っぽいんですよね。お節介でかわいらしいというか。そんな布施の土地柄や人柄、人情を、より幅広く体験してもらえるよう、これからも頑張っていきたいですね」。
DATA
商店街を丸ごとホテルに!
観光客に布施の日常&魅力を発信