「舞いあがれ 東大阪」メッセージ


MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
上辻 友美さん
小川 裕輔さん
株式会社オージーケーカブト
開発部主任の上辻 友美(うえつじ ともみ)さん(写真右)、企画・広報課の小川 裕輔(おがわ ゆうすけ)さん(写真左)。
「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
上辻 友美さん
小川 裕輔さん
株式会社オージーケーカブト
開発部主任の上辻 友美(うえつじ ともみ)さん(写真右)、企画・広報課の小川 裕輔(おがわ ゆうすけ)さん(写真左)。
オートバイ用と自転車用のヘルメットを開発・販売する「株式会社オージーケーカブト」は、“かぶるヘルメット”から“着るヘルメットへ”をビジョンに掲げ、自転車用ヘルメットにおける新たな文化の育成に取り組んでいる。
2019年に女性向けのエレガントなハットタイプの「SICURE(シクレ)」、2021年にアウトドアスタイルの「DAYS(デイズ)」、2022年にスタイリッシュなキャップタイプの「LIBERO(リベロ)」を発売。安全性はもちろん、暮らしに馴染むファッション性にもこだわったヘルメットを開発した。
着用が努力義務化された2023年4月1日の道路交通法の改正が追い風となり、今では爆発的な人気を呼んでいるが、製品化、話題になるまでには人知れない苦難があったそう。開発を担当した開発部主任の上辻 友美さんと、企画・広報課の小川 裕輔さんに話を聞いた。
上辻さんは、2005年に入社。「帽子タイプヘルメットの開発を始めたのは、高齢者による自転車の転倒事故が増え、問題になり出した頃から。警察や自治体と協力しながらヘルメットの着用を促す啓発活動を行なっていたのですが、当時はスポーツタイプのヘルメットしか販売していなくて。なので、『ママチャリやのに、こんな速そうなヘルメットいらんわ』ってよく言われました(笑)」。
ユーザーのニーズ、悩みをいち早くキャッチし、普段使いできる帽子タイプのヘルメットの開発に取り組み始めたが、安全面で大きな障壁が立ちはだかったそう。「デザイン性、安全性の両方を追求する、過去に事例がない製品なので、さまざまな苦労がありました」。
デザイン面にも安全を考慮しつつさまざまな試行錯誤が。ヘルメットに布をかぶせるだけでは頭が大きく見えるため、布に切り返しを施したりと、可能な限りコンパクトな見た目、仕上がりを目指した。安全性を確保しながら、ファッション性を取り入れる。「SICURE」や「DAYS」は、自転車用ヘルメットの国内シェア1位を誇る株式会社オージーケーカブトだからこそ成し得た革新的なヘルメットなのだ。
2021年から同社の広報を務める小川さんは、「発売後の売れ行きはさっぱり。当時は一般の方が自転車のヘルメットをかぶるという意識はまだまだ低かったと思います。それに加えて、製品の認知も進んでいなかったので、まずは知ってもらうところからのスタートでした」と話す。
それが道路交通法の改正がアナウンスされた2022年の12月から徐々に問い合わせが増え、春先には注文してから納品まで約5カ月待つほどの人気商品に。
「一般の方にも認知されてきたので、引き続きヘルメットの安全性や、かぶる意味を根気強く伝えていきたい。自転車やオートバイは単なる移動手段というだけでなく、本来すごく楽しい乗り物だと思っています。楽しさの中に当社のヘルメットが自然とあるような。そんな存在になれたらうれしいですね」。
DATA
“かぶるヘルメット”から“着るヘルメットへ”
ヘルメットの着用率向上を目指す!