「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
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押川 新一さん
ミノル化学工業株式会社
代表取締役社長
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押川 新一さん
ミノル化学工業株式会社
代表取締役社長
「あらゆるプラスチックのアイデアから完成品まで」。この言葉を現在も掲げ、昭和34(1959)年の創業以来プラスチック製品をつくり続けるミノル化学工業。 「これはなんだ!? という商品もたくさんつくりましたが、それこそ使い方はアイデア次第。会社の看板商品である『ミノルキューブ』も開発当初はただの透明な箱でしたが、ジオラマケースとして使えることから、フィギュアメーカーの『海洋堂』さんのチョコエッグの展示ケースに採用されたり、博物館の所蔵ボックスにもなっています。ヒントは身の回りにたくさんあるんですよ」と話すのは、代表取締役社長の押川 新一さん。
さまざまなアイデアをカタチにできるのは、これまでに多くの商品をつくり出してきた技術力にほかならない。地方銀行のノベルティ製作では、これまでなかった斬新なデザイン造形を施し、世界的に有名なアニメーションキャラクターのグッズ製作においては、数えきれないほどのカラーパターンを挙げてみせた。これらの経験が生かされ、「マジックグラス」や「マジックカップ」をはじめ、じゃばら付きジョウロの「フレックス」、コロナ禍に医療現場で活躍した「HMフェイスシールド」や「HMアイシールド」、さらには「ハーバリウム箸」といった、数えきれないほどのヒット商品を生み出したのだ。
「もちろん技術力は誇れるものだと自負しています。それだけでなく、当社の最大の強みは“話を聞く力”にあると思っています。例えば、「ドールハウス」は子どもの同級生の母親の悩みをカタチにしたもの。「ハーバリウム箸」も、ハーバリウムを身近にできないかという悩みにお応えした結果なんです。誰かの悩みを解決するための聞く力を日々養い、それをカタチにするアイデア&技術力を磨くことこそが、これからの世界をより良く変えていくのだと思います」。
「すき間のオンリーワン」を開発方針に掲げるミノル化学工業は、自社の新商品開発も追求し続けている。それが、社員のアイデアを即カタチにすることができるよう、本社2階の事務所に設置した3Dプリンターだ。取材時も、1枚の薄い紙がプレゼント包装紙に即変わるプロトタイプを手がけていたり、その傍らでは「ミノルキューブ」内に苔を生やし、成長環境を分析したり。 「思いついたことをすぐにカタチにすることが大切なんです。プロトタイプをつくってみることで、新しいアイデアや使い方が数珠つなぎで生まれます。そのスピード感が大事ですよね。ユーザーの方にもすぐに届けられるよう、web事業も展開準備中です」と押川さん。変革激しい社会にも対応する速度で、アイデアや誰かの悩みを解決するカタチを生み出していく。
DATA
技術力に聞く力をプラス!
それが社会を変える創造力に