「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
MAIAGARE
HIGASHIOSAKA
MESSAGE
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斯波 翔太郎さん
株式会社レイズ
代表取締役社長
「舞いあがれ 東大阪」メッセージ
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斯波 翔太郎さん
株式会社レイズ
代表取締役社長
平成3(1991)年にMAZDA 787Bで「ル・マン24時間耐久レース」を初制覇、2023年9月に行われたFIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士スピードウェイでも優勝するなど、昭和48(1973)年の創業以来、F1やWECといったカーレースの最高峰をはじめ、あらゆるカテゴリーのレースにレーシングホイールサプライヤーとして技術参戦し続ける、株式会社レイズ。
「当社は、市販品とは異なるレース用ホイールのデータを蓄積し、そのデータから量産品の設計・開発、製造方法のノウハウを考案・継承しています。こうした設計から開発、分析に量産化までを一貫して行う”100%インハウス”企業といえますね」と話す若き社長、 斯波 翔太郎さん。
ホイールの製造には、大きく鍛造工法と鋳造工法という2つの工法が挙げられる。株式会社レイズは、2つの工法を同時に駆使することで、東大阪から世界に注目される自動車ホイール企業として第一線を走り続けている。「2つの工法を同時に用いることは技術的に難しく、世界的にも珍しいこと。当社の大きな強みだと思います」と斯波さん。
鍛造工法とは、金型で金属に大きな力を加えて、目的の形に成型する加工法のこと。包丁やスパナ、ペンチといった道具から、指輪などのアクセサリーにも用いられ、耐久性のある製品を作成できるのが強みだ。 「この鍛造工法を用いてレーシングホイールや日産GT-R、といった世界最高峰のロードスポーツモデルから、自動車メーカー向けまで、強靭かつ軽量でありながら、デザイン性にも優れたホイールを製造しています」。
こうした高品質なホイールを安定して製造できるのは、独自に考案した「デザイン成型金型鍛造工法」にある。「製造は八尾と奈良の国内の工場で行っています。特許技術である『RM8000 回転鍛造』や、国内最大級の『10,000t鍛造プレス機』といった機械を駆使しつつ、腕利きの職人が一つひとつ仕上げていきます。効率よりもいかに安全でいいモノが生み出せるかを考えています」。
高精度で緻密な仕上げが求められる世界基準のホイールを生み出せるのは、培ってきた高い技術力ゆえ。「レーシングはもちろん、自動車メーカーが求める要求事項の高い条件にも応えることができるのです」と力強く話す斯波さん。
また、金属を熱で溶かし、型に流し入れ、固める鋳造工法は、軽さと強さを備えつつ、高度で複雑なデザイン性が実現できる。株式会社レイズでは、10以上の鋳造ブランドから60以上のアイテムをリリースしている。さらにカラーバリエーションとサイズ設定を合わせるとその数は1,300近くにも及ぶ。
「単一のホイールメーカーとしては、世界でも屈指といえる数字です。これだけの数に対応できるのは鋳造工法があってこそ。まち乗りからアウトドア、スポーツタイプといった、多様化するニーズに合わせたホイールが製造できる。いまやカーシーンにおいてなくてはならない工法なのです」。
今後はモノづくりに加え、東大阪に暮らす人々への貢献も進めていくそう。「“モノづくりは東大阪”という初代の思いを大切に、この地で創業した恩返しもできればと考えています」と、斯波さんが話すように、業界を牽引する企業が行う貢献活動、その動きにも注目していきたい。
DATA
培った高い技術力と開発アイデアで
東大阪から世界へと飛躍する!